【お知らせ】イー・レンジャーかわら版(2022年6月号:シェアがあたらしくなりました )を発行しました。
最終更新日: 2022/05/26 3:06pm
こんにちは。
経理の小高です。
雨が降ったり急に温度があがったり不安定な天気です。関東ももうじき梅雨に入るのでしょうか。
さて、2022年06月号のかわら版を発行しました。
リンク:シェアが新しくなりました。
おかげさまでシェアの販売開始からまる3年が経過しました。
販売開始当初、ハードウェアを提供するということに対して不安がなかったわけではありません。
しかし、この不安感は、結果的に「オクトパスによる自動監視の精緻化」というよい方向に向かったと思っています。シェアの発する「健康情報」をオクトパスで捕まえて「故障の前に予防修理をする(予防保全)」というのが(現在の)基本パターンになっています。
シェアは最低1時間に1回「健康情報」をオクトパスに投げ込みます。オクトパスはこれから異常を検知します。
これを3年見て分かった「シェアの弱点」を補強するために、いくつかの改良を加えたモデルをご提供することにいたしました(急モデルは廃盤ですが、ご契約期間中のお客様には変わらずサポートいたします)。
新モデルにおける1番重要な改良点は「ワーキング領域のディスクのSSD化」です。
ファイルサーバーという機能上、お客様が保存したデータはディスク上で断片化が進みます。これにより旧来の磁気ディスクだとデータを探すために長い時間(シークタイム)がかかるようになります。データアクセスに時間がかかるということはお客様のストレスがたまるということを意味します。
また、シェアが売りにしている「バックアップ」も次第に時間がかかるようなってしまい、このことが全体のパフォーマンスに影響を及ぼしかねない状況もありました。
このあたりの不調(兆候)は「磁気ディスクの故障」とも深い関係があります。そもそも、磁気ディスクには駆動装置がついていますので、バックアップタイムの長短の原因は駆動装置の不調(故障間近な状態)かもしれないわけです。
これを根本的に解消するために(価格があがってしまいますが)ディスクをSSDに変更いたしました。
これと同時に「CPUをグレードを若干あげる」ことにしました。
シェアのようなファイルサーバーはデータの読み書きが主な仕事ですから、その性能のほとんどはディスクへのI/O性能(書き出しと読み込みの速度)で決まります。CPUがいくら速くてもどうしようもないわけです。
それでもCPUを少しあげようかと考えたのは、ウィルススキャンにより過負荷になる事象が見られたことと、シェアのファイルサーバー以外の機能(リモートアクセス機能)の性能を改善するためです。
(社内でベンチマークできないのですが)この2つの改良によって、故障に強くなったことに加えて、体感ではかなり速くなっていると感じます。
あたらしいシェアもよろしくお願いいたします。
過去のかわら版は下のリンク先にありますのでご覧いただけると嬉しいです。
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