Spam spam spam - そのメール、差出人は大丈夫ですか?
最終更新日: 2017/08/09 11:04am
---概要
・Appleの名を語った「アカウントが停止している」というスパムが最近流行しているらしいのでご注意を。
・メールは最低限、差出人、送信元メールアドレスを確認してから処理した方が良いです。
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運用担当の石川です。
弊社ではメールサービスに「Office365」を利用しています。
こちらはかなりSPAMのフィルタリングが強力で導入したお客様にも「SPAMが劇的に減った!」との声を多数頂いております。
しかしそれでもやはり100%のSPAMメールを除外できるわけではなく、中にはすり抜けてくるものもあります。
弊社は多数のお客様のドメインの管理をさせて頂いていることもあり最も多いのはドメインに関連するものです。
特に多いのは頼んでもいないドメインSEOサービスのお金を早く払えという以下のようなメールで月に30通程度届きます。
内容を読むと「ソフトウェアの販売」で「ドメインの更新はしない」と書いてあり、見方によってはSPAMではないとなるのかもしれませんが、英語でこんなメールがきたらぎょっとしてしまいますよね。
ドメインが切れる、更新しなくてはと間違えて買ってしまう人もいるでしょうし、まともなソフトウェアかも全くわかりません。
この手のメールは一定期間が経過するとぱったり来なくなりますが、おそらくフィルタに登録されているのでしょう。
珍しいものでは中国語やベトナム語、ロシア語のSPAMもたまに届きます。
こんなあからさまに怪しいメールはみなさん中々添付ファイルを開いたりリンクをクリックしたりしないでしょうが、日本語で有名な通販サイト、運送会社等をかたってリンクをクリックさせる、添付ファイル開かせるSPAMも多数存在します。
実際に感染する環境が限定されますが、画像を開いただけで感染するウィルスも存在するとのことです。
https://gigazine.net/news/20161212-stegano-exploit-kit/
また、7月末からここ数日、Appleを装い「あなたのアカウントが無効になっているので再開手続きをしてください」といった内容のSPAMが多数出回っているとの情報もあります。
iphoneユーザーなら思わず開いてしまいそうですね。
と、フィルタをすり抜けてきた迷惑メールや最近流行?のSPAM例をあげましたが、Office365の場合大部分のSPAMメールはフィルタによりそもそも入ってきません。弊社の管理しているあるドメインでは約6割がSPAMとして破棄されていました。
このスパムが全て入ってきてしまったら仕事に大きな支障をきたしてしまいます。
そもそも危ないものは近づけないということは非常に有効な対策です。
それでも入ってくる少数の危険への対策は「怪しいメールだからリンクを開かない、添付ファイルを開かない」だけではなく、知っている人からでも最低限「心当たりがあるか」、「送信元のメールアドレスは間違っていないか」を確認してからリンク、添付ファイルを処理する癖をつけた方が良いかと思われます。(送信元は偽装できる可能性がありますが)
メールは気を付けられている方も多いかと思いますが、LINEやTwitterなどのSNSや登録制サイトのメッセージサービスでも同様の危険がありますのでご注意を!
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